カニューラと酸素拡散

高濃度酸素の拡散テスト

カニューラ(酸素吐出口)から出る高濃度酸素は、吐出口から離れると濃度が顕著に低下します。
酸素を分散させないでできるだけ体内に取り込むために、標準酸素カニューラの吐出口を鼻の中まで入れて使用されることをお薦めします。

オキシクール32を使用前の状態での酸素濃度(大気)
酸素濃度20.7%
濃度測定器をオキシクール32の酸素吐出口につけた状態
酸素濃度30.4%
濃度測定器をオキシクール32の酸素吐出口から1.5cm離した状態
酸素濃度24.3%
濃度測定器をオキシクール32の酸素吐出口から2cm離した状態
酸素濃度23.2%
濃度測定器をオキシクール32の酸素吐出口から3cm離した状態
酸素濃度22.6%

高濃度酸素の発生原理

当社の酸素濃縮器は、自然で無理のない酸素発生方法「酸素富化膜(高分子膜)」を利用した世界初の製品です。
メンテナンスフリーの手軽さと安全性が、様々な用途での使用を可能にしています。

酸素富化膜の動作原理

酸素富化膜は、高分子の鎖の熱振動により気体が通る隙間が形成され、この隙間にO2、N2分子が拡散し、酸素分子の拡散速度が早いことを利用して酸素濃度を高めます。

高濃度酸素発生機構

オキシクール32は、この酸素富化膜を使って高濃度の酸素空気を作ります。空気を減圧によって酸素富化膜を通過させ、細菌やウイルスを含まない、約30%の高濃度酸素をつくります。

酸素発生方式による比較

酸素富化膜を使った酸素濃縮法は、コストパフォーマンスに優れ、また人体に優しい濃度の酸素空気を作る上で最適な方法です。

方法平膜中空糸膜PSA方式
原理図
酸素濃度30%38%
流量3〜10リットル2〜5リットル(小規模コスト高?)
圧力◎-61kPa◯4kg/cm2◯4kg/cm2
におい◯なし◯なし△有:ゼオライト
メンテナンス◯フリー△結露✕ゼオライト・バルブ
コスト指数100150200
総合評価△圧損・コスト高△メンテ・音・におい

技術データ(圧力・温度特性)

圧力特性

温度特性

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【オキシクールは、医療器具ではございません。】